福岡市小1男児給食のうずらが喉に詰まり死亡
2024年2月26日、福岡県みやま市の小学校で、小1の男児が給食中に突然のどを詰まらせました。男児は給食の「みそおでん」に含まれていた縦3センチ横2センチほどのうずらの卵がのどに詰まったとみられています。学校の教諭らは男児が吐きそうなそぶりを見せたため、背中をたたいたり人工呼吸を行いましたが、食べ物は取り出せず、救急車で病院に搬送されました。しかし、男児は病院での治療の間に亡くなったことが確認されました。
小学1年男児の給食で窒息事故発生の詳細
福岡県みやま市の小学1年生の男児（7歳）が給食をのどに詰まらせ、窒息事故が発生しました。男児は給食のおでんに入っていたウズラの卵を詰まらせたとみられています。男児は給食中に吐きそうなそぶりを見せ、教員が背中をたたいたものの、吐くことができず、自分で立っていられない状態になりました。教員らが心臓マッサージや人工呼吸を行い、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
ウズラの卵の使用控えと指導強化: みやま市教育委員会は、ウズラの卵の使用を当面控えるとともに、大きな食材は小さく切って食べるよう指導する方針です。ウズラの卵は給食でよく使われていた食材であり、今回の事故を受けて安全対策が徹底されることとなりました。
小児の窒息事故について: 厚生労働省の調査によると、2014年から2019年までの間に食品をのどに詰まらせるなどの誤嚥による窒息で、14歳以下の子どもが80人死亡しています。窒息の原因としては、ゼリーやリンゴ、ブドウなどが挙げられています。消費者庁は、球状の食品（ミニトマトやブドウなど）は丸ごと食べさせると窒息するリスクがあるため、乳幼児には4等分にするなどの対応を呼びかけています。
うずらの卵が原因か 福岡市の教育委員会が調査
福岡市の小学1年男児が給食中にウズラの卵をのどに詰まらせ、窒息事故が発生しました。この事故を受けて、福岡市の教育委員会はウズラの卵が原因であるかどうかを調査しています。ウズラの卵は給食で使用される一般的な食材であり、事故の原因となった可能性があるため、教育委員会は安全性を再評価する必要があると判断しました。
福岡市の教育委員会は、ウズラの卵が給食で使用される際の安全性について調査を行っています。具体的には、ウズラの卵の大きさや形状が窒息事故のリスクと関連しているのか、また給食の提供方法や食べ方に改善の余地があるのかなどを検討しています。調査結果に基づいて、教育委員会は今後の給食の安全対策に反映させる予定です。
福岡市の教育委員会は、ウズラの卵が原因である可能性があると判断した場合、給食のメニューや提供方法について再評価し、安全対策を強化する方針です。具体的な対策としては、ウズラの卵の大きさを考慮して提供するか、切り分けるなどの対応を検討することが挙げられます。また、給食の食べ方や噛むことの重要性についても指導を強化する予定です。
窒息リスク注意呼び掛ける 学校給食安全性に疑問の声
学校給食における窒息事故の防止について（文部科学省）
- 2024年6月27日に、小学校の学校給食で特別支援学級の児童がプラムの種により窒息する事故が発生しました。
- 文部科学省は、食に関する指導の手引や障害のある幼児児童生徒の給食に関する留意点を示しており、給食時の安全に配慮した指導を徹底するよう呼びかけています。
- 平成26年から令和元年までの6年間に、食品を誤嚥して窒息したことにより、14歳以下の子どもが80名死亡していました。そのうち5歳以下が9割を占めています。
- 特に注意が必要なのは、奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもが豆やナッツ類を食べると、窒息や肺炎のリスクがあることです。
窒息リスクに関する注意事項：
1. 5歳以下の子どもには、硬くてかみ砕く必要のある食品（豆やナッツ類など）を食べさせないでください。これらの食品がのどや気管に詰まると窒息しやすく、危険です。
2. ミニトマトやブドウなどの球状の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリスクがあります。乳幼児には、4等分するか、調理して柔らかくするなどして、よくかんで食べさせましょう。
3. 食べているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。物を口に入れたままで走ったり、笑ったり、泣いたりすると、誤って吸引し、窒息や誤嚥のリスクがあります。
4. 節分の豆まきなどの行事では、個包装されたものを使用し、子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。
これらの注意事項を遵守することで、学校給食における窒息事故のリスクを減らすことができます。
