2024年5月5日〜5月6日みずがめ座η流星群気になる方角は？見られる場所は？
みずがめ座η流星群は、毎年5月のゴールデンウィーク終盤に活動の極大を迎える流星群で、ハレー彗星（1P/Halley）が母天体とされています。観測条件が良好な年では、1時間に10〜15個程度の流星を観測することが期待されています。放射点の周辺だけでなく、空の広範囲に流れるため、月を直接視界に入れないようにしながら、空を広く眺めることで流星観測を楽しむことができます。
みずがめ座η流星群の起源
みずがめ座η流星群の起源について説明します。
みずがめ座η流星群は、ハレー彗星が母天体と考えられている流星群です。ハレー彗星は周期が76.09年であり、みずがめ座η流星群はその母彗星から放出されたちりの帯に地球が突入することで起こります。
みずがめ座η流星群の活動期間は4月後半から5月の初めで、最大活動日は5月6日です。輻射点はみずがめ座にあり、極大時の1時間あたりの平均出現数は20個とされています。
北半球では輻射点の地平高度が上がらないため、みずがめ座η流星群の出現数はそれほど多くありません。しかし、輻射点高度が高くなる南半球では非常に活発な流星群となっています。
ハレー彗星は約76年の周期で太陽の周りを公転しており、地球から観測できるのは数十年に一度です。次に地球から観測できるのは2061年です。
みずがめ座η流星群の観察には、できるだけ街灯などの人工の明かりが少ない場所を選び、月のある方向を正面にして観察することがポイントです。
みずがめ座η流星群の観測方角は？
みずがめ座η流星群の観測方角は東から東南東です。ただし、流れ星は放射点付近だけでなく、空全体に現れるため、広く見渡すことがおすすめです。観察に適した時間帯は夜明け前の1時間半ほどであり、東京の場合は午前2時から3時半頃が良いでしょう。
みずがめ座η流星群の見られる場所は？
みずがめ座η流星群の見られる場所は、以下のような特徴があります。
1. 輻射点の位置: みずがめ座η流星群の輻射点は、ペガススの頭の近くにあります。ペガススの四辺形を見つけ、頭の方向に進むと近くにみずがめ座と輻射点があります。
2. 観測のタイミング: みずがめ座η流星群の観測は、午前2時ごろから始まります。特に5月5日の深夜から6日の明け方にかけてがピークの時期です。
3. 観測条件: 観測に適した条件は、周囲が暗く見晴らしの良い場所です。空が明るい場所や月明かりの影響が少ない場所がおすすめです。
4. 天候条件: 観測する日の天気も重要です。5月5日の夜明け前は、九州から北海道の日本海側にかけて晴れる所が多く、観測チャンスがあります。6日の夜明け前も東日本や東北では晴れ間があり、観測することができる見込みです。
5. 観測数の予想: 観測場所や天候条件によって異なりますが、周囲が暗く見晴らしの良い場所では1時間に10〜15個程度の流れ星が見られると予想されています。
以上の情報を考慮して、みずがめ座η流星群を観測する場所を選ぶことができます。周囲が暗く、見晴らしの良い場所であれば、観測のチャンスが高くなります。
5月中に見頃を迎える星空イベントの予測
GW期間中には、いくつかの注目の天体イベントが予測されています。以下にその予測をまとめました。
1. みずがめ座η(エータ)流星群の極大（5月6日〜7日）
- GW期間中には、みずがめ座η(エータ)流星群が活動の極大を迎えます。
- 見頃は5月6日(金)から7日(土)の未明から明け方です。
- みずがめ座η流星群は、毎年5月のゴールデンウィーク終盤に活動の極大を迎える流星群で、流れる速度が速いのが特徴です。
- 今年は月明かりの影響がなく、見晴らしの良いところでは1時間あたり10〜15個ほどの流星が予想されています。
2. 月と惑星の接近（5月22日〜27日）
- 5月22日から27日にかけて、月が土星、火星、木星、金星に次々と接近していきます。
- 月と惑星の接近は、未明から明け方の南東から東の空で観察することができます。
- 特に5月25日には、月が火星と木星に最接近するので注目です。
- これらの接近により、月と惑星で賑わう様子を観察することができます。
3. 金星食（5月27日）
- 5月27日(金)の13時頃〜14時頃には、月齢26の細い月が金星を隠す「金星食」が起こります。
- 金星食は日本の一部地域で観察することができますが、肉眼では難しいため、双眼鏡や望遠鏡を使用することをおすすめします。
- 観察する際は、太陽を誤って見ないように注意が必要です。
これらの天体イベントは、GW期間中に観察することができる予測です。晴れた日には、天体観測を楽しんでください。
